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【シルクまめ知識・その3】シルクプロテイン「セリシン」の特徴

くーる&ほっと ホームページ管理人です。

シルク記事の第1回目で、シルクの力の源としてセリシンとフィブロインという二つのシルクプロテインがあるということを、シルク記事の第2回目ではフィブロインについて、それぞれ記事を書きましたので、今回はセリシンについて記事を書きます。

通常の精錬された絹では、糸を作る工程で精錬(せいれん)と呼ばれる工程で生糸の外側をコーティングしているように包み込んでいるセリシンを取り除きますが、精錬せずにセリシンを残したままの生糸を使った製品も提供しています。
このシルクは、生のシルクということで「ロウシルク」と呼ばれています。ロウシルクはセリシンが残っているため、見た目は通常の シルクよりもクリーム色で、少しごわごわした感触ですが、それがセリシンの証です。

セリシンのアミノ酸組成は、自然界に存在する物質の中で人間の皮膚に一番組成が似ているため、非常にお肌に馴染みやすいと言われています。
保湿成分として有名なコラ ーゲンとセリシンの保湿性を比較した場合、長時間に渡り保湿する力はセリシンの方が優れていることが分かっています。
更に、最近の研究で、セリシンには抗酸化作用とメラニン色素合成阻害作用を有することが確認されています。

セリシン


セリシン含有のボディタオルやミトンの使用時に水に湿らすと「ぬめり」を感じると思いまが、そのぬめりの正体が、まさにセリシンです。
そのセリシンで顔や体を優しく撫でるように擦ることで、お肌にセリシンが馴染み、お肌のケアに役立ちます。

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他方、セリシンには紫外線を吸収する性質があり、人体にもっとも有害とされている紫外線波長200~300ナノメートル の紫外線の透過率のみが急激に下がることがわかりました。このような特性から、セリシンショールを身にまとうことで、紫外線を防ぐ効果が期待できます。









このようなセリシンの特徴を活かすためにセリシンが残ったままのロウシルクを用い、ボディタオルミトン、ナイトグローブやショールを製品化し、提供しています。
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群馬県桐生市で縫製品を取り扱っている「くーるあんどほっと」です。桐生産・群馬産にこだわった良い品を皆様にご提供して行きたいと思います。

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